【提供 三毛猫さん】    エンゼルの稚魚。


by mefmef
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

水族館ヒカル

水族館ヒカルは台東区池之端にありました。

金さんは文京区根津の6畳3畳の狭いアパートに住んでいました。

金さんの部屋から水族館は歩いて3分、歩数で200歩位です。

以前、金さんは二度程ヒカルを覗いていました。ヒカルは海水魚専門店で日本の内外から様々な魚が取り寄せられていて、金さんが好きだったのは花の様なイソギンチャクをベッドにしてゴロゴロしているクマノミでした。クマノミは何種類か居て、ハゼのように細長いクマノミに心惹かれました。
しかし、何時真鶴に帰らなければならなくなるか分らない自分には飼うのは無理だと諦めていました。
しかし、あの常さんの水槽を見たとき何かが吹っ切れたのでした。

金さんはヒカルの前に立っていました。そして、意を決してドアを開きました。

60センチのろ過付水槽、クマノミ、イソギンチャク、ポリタンクの海水を手早く買い揃えました。
帰り間際に、常さんのヒラマサを小さくしたような金色の4センチ位の魚を買いました。店主の説明だと、鮫などの大きな魚の口先を好んで泳ぐパイロットフィッシュという魚だそうです。

「泳ぎならヒラマサなんか比じゃないですよ」と店主は言いました。
[PR]
by mefmef | 2005-01-18 14:34 | おタコさん(完)